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2010年6月21日 (月)

猫毛フェルター京都行レポート その6 猫的美術展二つ

 京都レポート再開でございます。
 ただ、PC修理中のため、画像は借り物。もし復旧すればオリジナル画像もアップできると思いますので、データの無事をお祈りください…

 さて、今回の京都行の大きな目的は、以下の美術展の観覧でありました。
 猫尽くしというわけではなく、猫も数点ある、という程度だったのですが、ぜひ見ておきたかったのです。印象記とともにご紹介します。
<画像は美術館の広報資料から。問題あったら外しますね~>

Flyer379recto ●稲垣仲静・稔次郎兄弟展
 実は知りませんでした。稲垣兄弟のこと。お兄さんの仲静は夭折の日本画家、弟の稔次郎は人間国宝となった染色作家です。
 当方の目当ては、お兄さんが若き日、名を上げた作品「猫」。「克明な自然描写の中に官能性や凄みを表現する」といわれる作風そのままの緊密な画面がいいですね~。素描の中にも猫がいて、ちょうど、隣で見ていらした品のよい老夫婦のご主人のほうの言葉が耳に入ってきたのですが、当方もまさしく同感でした。即ち「かあいいだけやなしに、鋭さがある」。
 稔次郎の作品にあった猫は、黒と白のコントラストも鮮やかなシャム。素描の段階から図案化しやすい感じがさすがです。

・会場:京都国立近代美術館(〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町)
・会期:2010年5月18日(火)~ 年6月27日(日)
・開館時間:午前9時30分 ~ 午後5時(入館は午後4時半まで)
        金曜日は~午後8時(入館は午後7時30分まで)
・休館日:月曜日

※この展覧会は、以下のスケジュールで巡回します。
笠岡市立竹喬美術館  平成22年7月17日(土)~8月29日(日)
練馬区立美術館  平成22年9月15日(水)~10月24日(日)

Poster1501b_2 ●-江戸の粋・明治の技-「柴田是真の漆×絵」
 展覧会のキャッチコピーに曰く、「見よ! この超絶技巧を。若冲の次は是真だ」。
 柴田是真は、絵師としても才能を認められ、また蒔絵師としては江戸随一と謳われた名工。画風は軽妙洒脱、蒔絵では、金や銀を濫用せず漆の塗りの美しさが際立ち、また遊び心も備えた、いかにも江戸っ子好みの作風。
 で、当方の目当ては、ポスターやちらしにも使われている「猫鼠を狙う図」。背中に盛り上がった肩甲骨や肘の筋肉質な力感、鼠の方向に伸ばされているひげなど、なるほど超絶技巧。狙い済ました緊張感の中に、でもやっぱり猫だから、毛並みふわふわで描かれているのが愛らしいです。
 で、こんな感じの「はち割れ」というか、「前髪真ん中分け」みたいな柄の猫が好きだったようで、今回出ていた猫の絵はみんなこの柄。
 この展覧会、解説文が懇切丁寧で面白かったんですが、特に笑ったのが「漆絵画帖」の猫図について。描かれている猫は、なんかどうも、耳の形がヘン。で、解説文に曰く「特別な種類の猫をモデルにしたのだろう」。妙なのは、あくまで猫のほうであるというスタンスで、ここまで画力を信望されたら、画家として本望ですよね。

・会場:相国寺承天閣美術館 (京都市上京区今出川通烏丸東入)
・会期:2010年4月3日(土)~2010年6月6日(日) 終わってますスミマセン!
・開館時間:午前10時 ~ 午後5時(入館は午後4時半まで)
・休館日:会期中無休

※この展覧会は、富山県水墨美術館にも巡回します(6月25日から)。

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